オルトプラスのCOOで、コーポレートブランディング部(CB部)部長の鵜川です。全3回に渡って、コーポレートブランディング部について語っています。

連載最後になる今回は、コーポレートブランディング部ができてから約1年経った現在感じている効果とこれからの課題について話していこうと思います。

どんな効果があったのか?採用面・インナーブランディングの明らかな変化

CB部の活動の効果は、まず何よりも採用面に表れました。また、社内のコミュニケーションの活発化やそれによる文化の浸透というのも徐々に進んでいます。

社員紹介やWantedly経由の採用が増え、コストが激減

結論から言うと、今までエージェントに支払っていた費用がほぼ不要になり、企業文化に共感してくれる人材を、より低コストで採用できるようになりました。

転職エージェントの代わりに増えた採用経路は、社員からの紹介(リファラル採用)とWantedlyやOfferBoxなどの媒体です。

リファラル採用については、社員紹介で入社してくれた人と紹介した社員双方に15万円が支給されるインセンティブ制度をつくったり、採用候補者との会食費用を援助したりという施策を打ちました。

こういった施策も非常に効果的でしたが、ブログなどで社内向けに情報発信することで会社の考えをより理解しやすくなり、まずはスタッフがオルトプラスのファンになってもらうことで、文化にフィットしそうな人を紹介しやすくなったという効果も大きかったと思います。

WantedlyやOfferBox はサービス内にスカウト機能があり、それを使ったアプローチも増やしました。
ご存知の方も多いと思いますが、Wantedlyは継続的に会社にまつわるコンテンツを発信する機能があり、それを継続的に運用することで人気ランキングを一時36位まで上げることもできました。

ここでも会社を理解してもらうためのコンテンツがたくさんあることはすごく効果的でした。

業務範囲を超えたコミュニケーションの活性化

CB部が力を入れて取り組んできたことのひとつに「社内交流会」があります。

一番大きなものだと、月に1回の全社会議後にリフレッシュスペースで行われる全社の交流会があります。ほかにもテーマ別交流会(辛いもの編、日本酒+和食編など)、同じ月に誕生日を迎える人を集めるバースデー会、同じ時期に入社した人を集める同期会など、さまざまな切り口で、タテ・ヨコ・ナナメの繋がりをつくるようにしています(すべて自由参加です)。

文化はコミュニケーションがなければ生まれませんから、こういった交流会で業務では関わらない人とも話せるというのは重要です。

実際に「仕事上は一切関わりがないけど仲が良い人」が生まれてきており、こういった繋がり方から新しい何かが生まれるのではないかと思っています。

あとはバックオフィスと事業部の距離がより近くなり、一緒に採用活動をしやすくなるなどの効果もありました。

CB部がもたらした効果については以下の記事でもご紹介しています。もっと知りたいという方はぜひ読んでみてください。

バックオフィスの統合は「会社の魅力を底上げする」ことにつながる

第1回の記事でもお話ししましたが、「バックオフィスの業務を部分最適化すると、全体で良い方向に向かいにくくなる」場合があります。自分の業務領域だけやっていればいいとなると、本質的に会社を良くすることに目が行きにくくなってしまうことがあるのです。

CB部を立ち上げさまざまな取り組みをしてみて、「バックオフィスを横断的に担当する部署」というのは実験的ではあるものの、効果はあると感じました。

「オルトプラスの文化をつくり世界に広げる」という共通するビジョンをバックオフィス全体が持つことで、ただ業務をこなすのではなく、会社にどうやって貢献していくかを考えやすくなるのではないでしょうか。

課題・これから達成していきたいこと

全体としては上手くいっているCB部ですが、もちろん課題もあります。

例えば、社内の交流会については、参加してくれる人にどうしても偏りが出てしまいます。どうすればより参加者を増やせるのか、参加してくれない人に対してどのようにコミュニケーションを提供するかは課題です。

また、まだまだバックオフィスの機能として「最強」というレベルにはまったく到達できていません。もっと高いところを目指せると思っています。

例えば採用であれば今でも以前より良くなってはいますが、採用イベントに必ず数百~数千単位で人を集められるようになれば、より会社への提供価値は大きくなります。

1年ほどかけてCB部のチームづくりはできてきたので、これからは個々の能力を高めていくフェーズともいえるでしょう。

達成したいこととしては、今よりさらにオルトプラスの文化を濃く浸透させていくことで「共通言語」をつくりたいと考えています。

例えばリクルート社には「数字で話せ」という共通言語があります。こういった、迷った時に立ち戻る「オルトプラスとしての軸」を見出し、みんながこの共通言語の上で議論できるようにしたいです。

まだまだこれからというところですので、引き続きコーポレートブランディングに注力していきたいと思います。

WRITER
鵜川太郎
ugawa