交流会の効果測定
「なんか盛り上がったね」撲滅のために
こんにちは!コーポレートブランディング部、広報担当のさいまりです!
これまでたくさんのイベント運営について紹介してきましたが、その中でも繰り返し
仮説→実践→検証
の重要性について力説してきました。
せっかく交流を促すために交流会を開催しても、ただ「今回楽しかったね~」「なんかよくわかんないけど盛り上がったね~」で終わってしまっては次に繋がりません。
課題解決の意図を持って仮説を立て、それを検証する必要があります。
何が何でも「アンケート」を取ろう
でも、「盛り上がり具合」「親睦深まった度合い」「満足指数」なんて可視化でき・・・
ます!
それを可能にするのが「アンケート」です!!たかがアンケート、されどアンケート。
人を対象にした施策は、ご意見なしにその成功可否を判断できません。アンケートの取り方にもコツがありますので、今回はこちらを掘り下げたいと思います。
選択肢型アンケートは目安箱にあらず
理想の回答から逆算した設問づくり
ズバリ。選択肢型アンケート作成時は「欲しい答えしか欲しくない!」ことを意識しましょう。
ものすごいことを言いますが、効果測定時のアンケートに公平性などいりません。
アンケートは選挙じゃないんです。
何にためにアンケートをやるのかを考えて、欲しい答えが得られる設問づくりを徹底的に意識しましょう。
選択肢型アンケートの目的は、あくまで効果測定です。
ご意見は求めていません。(ご意見は記入欄でもらうのです!)
せっかくメンバーが時間をかけて回答してくれても、
①自分が狙った効果が②出ている人が③どのくらいいたか
がわからねば無意味になってしまいます。
例えば・・・
交流会後のアンケートで欲しい、狙っている効果=理想の答えは、
「仕事の話ができた」
「初めて話せた人がいた」
などです。
それ以外の項目は、作る必要があんまりないんです。
極端な例ですが、「恋バナができた」「いつメンと楽しく話せた」などの項目は正直必要ありません。
なぜなら、その回答をもらったところで、それは狙った効果ではないからです。
そういうのは雑談ベースで聞きましょう。
とはいえご意見を聞きたい
改善ポイントや希望を聞いてみよう
選択肢型アンケートの目的が「効果測定」とすれば、記入型アンケートの目的は「ご意見回収」です。
運営メンバーでは思いもよらなかった気づきがあったりしますので、必ず選択肢式+記入式はアンケートに取り入れましょう。
注意点
ご自由にどうぞ!だと、よっぽど強い思い入れのあるメンバー以外は「楽しかった」「美味しかった」などになりがちです( ˘ω˘)
「改善点」「やってみたいこと」など、少しでも具体的に設問を作ってあげるのもポイントです。
アンケート回答率を上げるコツ
コツ①イベント後、速やかに実施
「先々週やったイベントのアンケート回答お願いしまーす!」などといったところで、やさしい5、6人しか回答してくれません。
遅くとも翌日の昼までに出しましょう。体感だと、翌日の夕方はもう遅いです。
皆の気持ちが切り替わる前に実施しましょう!
コツ②必須項目を増やしすぎない
ページ数がわからないほど、設問の多いアンケートって開いてもそっ閉じですよね。
必須回答は選択式2~3問のみ!記入式は自由回答にしましょう。
自由回答を必須にすることのハードルって、思いの外高いのです。
コツ③短期の〆切設定&猛プッシュ
アンケート回答期間を1週間に設定したところで、後回しにされてしまうものです。「みんな忙しいから…」と長めに期限を切ると回答率は下がってしまいます。
期限は当日中に設定し、朝(まだ業務に半分は入れていない時間)・昼(ご飯の時間)・夕(定時前)、加えて翌日昼にもう一度プッシュしてみましょう。
都度、暫定回答者数を公開してみるのもオススメです!
コツ④回答率100%!裏技は・・・
人数が2,30人の交流会においてオススメのアンケート回収方法があります。
それは、「手書きプリントによる回収」です。
社内アンケートはGoogleフォームでの作成が主流かと思いますが、直接アンケートを手渡すことで、回答率は激増します。(飲み会の誘いも、一斉送信より個別連絡には返信しますよね)
また、コツ①実施日からできるだけ日をおかず、コツ③短期(交流会終了まで)の〆切設定が達成されるのでオススメです。
実際に日頃50%前後だった回答率が100%を達成しました!(びっくりした)
まとめ
交流会運営は、ゴールを「実施」に持ってきてしまいがちですが、目的は生産性のUP、ロイヤリティのUPです。アンケートを上手に活用して、より満足度の高い交流会を目指しましょう!
ビールが好きな広報担当です。会社にビール部を作ることをもくろんでいます。