■全体会議を成功させるために、どんな工夫をしてきたか?

みなさんこんにちは!
コーポレートブランディング部、広報担当のさいまりです。

前回までのブログでは、事業フェーズごとに変化する全体会議の方法や、複数事業部を抱えるオルトプラスが月に1回全社員を集めて全体会議を開いている理由、それがどのようなメリットをもたらしているかについて、COOの鵜川にインタビューしました。

最終回の今回は、創業以来ずっと全体会議を実施し続けてきたオルトプラスが、全体会議を成功させるためにどのような工夫をしているのか、過去も振り返りつつ聞いてみたいと思います。

「これから自社で全体会議を導入したい」「今まで以上に実りのある全体会議にしたい」という経営者、バックオフィス運営者にとってヒントになるようなお話になればと思います!

■社員のモチベーションを高めるMVP制度

――これまでの経験を踏まえて、「全体会議を成功させるためにこんな工夫をしている!」というお話があれば教えてほしいんですが……。

鵜川太郎社員から特に評判がいいのは、MVP制度かな。対象は今のところ東京本社だけですが、約160人の社員のなかから、前月にすごく優秀な仕事をした3人が選ばれて、5万円のボーナスがもらえる。けっこう確率は高いですよね。

――確かに! 「頑張れば私ももらえるかも」とみんなが思える仕組みですよね。

鵜川太郎そう、全員に「頑張ればいける」と思ってもらえることが大事なんです。だからオルトプラスのMVPは部門や職種、ポジションに関係なく、全員にチャンスがある。事業部長に推薦されたメンバーのなかから、経営会が討議して決めるという仕組みですね。

――どういう基準でMVPは選出されるんですか?

鵜川太郎オルトプラスでは創業以来、「伊達とノリと酔狂」というスローガンを掲げてきたので、スタッフの評価についてもの3つを軸としてそれぞれ一人ずつ選出します。

MVP選考の場合、

  • 伊達=Get Over(常に高いハードルを設定し、自分の限界を超える)
    ノリ=Make Groove(共に戦える仲間を作り、大きな目標を達成する)
    酔狂=Dig Yourself(モノゴトを深く洞察し、法則や真実を見つけ出す)

という感じですね。この評価軸があるから、会社で何をすれば評価されるかわかりやすくなるし、動機づけになるというわけです。

――その3軸に沿っていれば、業績に直結する活躍でなくても表彰される。その点が面白いところだと思います。

鵜川太郎そうですね、普通の会社だとちょっとバカバカしいと思われるようなことで表彰する場合もよくあります。

わかりやすい例を一つ挙げると、全体会議のときには席順が自由なので、どうしても前のほうの席は空きがちになるんですよね。ところがあるスタッフが、必ず率先して最前列に座っていたんです。それでMVP。前のほうに座るだけで5万円もらえるって、ほかの会社ではなかなかないですよ(笑)。

■会社規模に応じて変化してきた、MVP制度の在り方

――そういう遊び心みたいなものも、オルトプラスらしさかもしれませんね。MVP制度はずっとそのやり方で続けてきたんですか?

鵜川太郎MVPは、社員数が40人ぐらいのころからずっとやってますね。でも、やり方は少し違いました。

――何が違ったんですか?

鵜川太郎当時はスタッフ全員が、MVPをあげたい人に直接投票し、上位2位までボーナスをもらえるという仕組みでした。

――へ~。それもけっこう面白そうですが。

鵜川太郎ええ、盛り上がりました。でもね、このやり方だと、親切な人に票が集まりやすいんですよ。自分のプロジェクトじゃないけど、困っている人を助けるような人に。やっぱり助けてもらうと嬉しいですからね。

それで、同じ人が何度もMVPを取るようになってきたので、3回取ったら殿堂入りということにしました。

――なるほど。いつごろからシステムを変えたんですか?

鵜川太郎人数がもう少し増えてくると、「誰が何をしているか」ということを全員が把握できなくなった。そうすると、全員投票が成り立たなくなり、一度MVP制度を中止したんです。復活したのは上場してからですね。

社員数100人を超えて、複数の事業部がある状態になったころから、「会社全体がどこに向かっているのか、そしてそのために一人ひとりが何をすれば喜ばれるのか」ということがだんだん見えにくくなってきた。

そこで、3つの評価軸に沿って活躍した人を表彰するMVP制度を再スタートしたというわけです。

■毎月のテーマ交流会で、メンバー同士の結びつきを補う

――そういう紆余曲折を経て、今の全体会議が完成したわけですね。

鵜川太郎ただ、前回も少し話したんですが、月1回の全体会議で160名以上のメンバーが全員密に交流するのは難しい。とはいえ、毎週やるのは多すぎる。それを補うために行っているのが、毎月の「テーマ交流会」と「バースデー交流会」です。

――バースデー交流会については以前も紹介しましたね。

今回は、テーマ別交流会の内容と意味について話してもらえますか?

鵜川太郎テーマ別交流会も、実はオルトプラスが創業当初から続けてきた伝統的なシステムなんですよ。具体的には、部署や職種に関係なく毎月1度、趣味にまつわるテーマに沿って人を集めて交流をする、というもの。会費は半額が会社負担で、新入社員は無料です。

――テーマ別交流会も楽しみにしているスタッフが多いですよね。たとえば「辛い物が好き」「日本酒が好き」といった共通の好物がある人が、一緒にそういうお店に行ったりする。これだと初対面の人同士でも盛り上がりますよね。

鵜川太郎バースデー交流会とテーマ交流会があるおかげで、仕事中はもちろん、全体会議やその後の立食パーティで話す機会がなかった人たちも知り合い、親睦を深めるチャンスができる

他部署の仕事の進め方やアイデアを聞いて、自分の強みや弱みを知り成長するきっかけにもなっているようです。

――その通りだと思います。3回にわたり、どうもありがとうございました!

WRITER
さいまり
さいまり
ビールが好きな広報担当です。会社にビール部を作ることをもくろんでいます。