こんにちは!オルトプラスのあすみです。労務の人です。

最近従業員さんから

テレビで「インフルエンザで休んだら、給料がもらえる」ってやってたんですけど!本当なの???

と質問をいただきました。

こちら、各webサイトでも見解が分かれ、難しい部分ですが

労務の現場から私なりの解釈を書かせていただきます(*’ω’*)

※あくまでも個人的な見解です。法的根拠として保障するものではありません。

 

結論

 

場合によります!!!!!!

休業手当が支給される場合

会社の責に当たるとき(労務の提供ができるが、会社の自主的判断で休業させる場合)

休業手当が支給されない場合

会社の責に当たらないとき(私傷病扱いのお休み)

 

休業手当とは

労働基準法には以下のように定められています

第26条

使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は休業期間中当該労働者に、その平均賃金の 100 分の 60 以上の手当を支払わなければならない。

インフル理由の出勤停止は休業手当対象?

インフルエンザによる欠勤が

会社の責に当たるか?当たらないか?

ここの線引きは非常に曖昧ですので、いろんな角度から見ていきましょう。

 

インフルエンザは私傷病?

私傷病での欠勤は、使用者の責に帰すべき事由による休業に該当しません。

インフルエンザも基本的には私傷病です。

ただし、インフルエンザの場合、体調がよくなったように見えても

強い感染力を持つ可能性があるところが話をややこしくします。

 

医師の判断によるお休みの場合

医師の診断で会社に行かないで、と言われた範囲は私傷病にあたります。

これに沿って休む場合会社の責にはあたりません。

※労務提供ができない状態

 

会社の命令で休ませる場合

逆に、会社独自の判断で、私傷病の域を超えて休みのルールを設定した場合、会社の責に当たるとみなされて休業手当の対象となる可能性があります。

例えば、医療機関等では感染蔓延を防ぐために

・疑わしき症状がある場合休み

・家族にインフルがいたら休み

・病状に関わらず一律10日間休み(医師の診断より長い)

などの独自ルールが敷かれていることがあります。

その場合、会社の責による休業とされることは明確です。

また、従業員本人が就労可能と主張し、会社の”独自判断として無理やり”休業させた場合も会社の責とみなされる可能性があります。

実務としては、一般的に就労不能とされる日数内で、本人が就労可能と主張した場合、

”実際に就労可能か否か”を会社が判断することは難しく、医師の判断が必要となるでしょう。

結局何日休めばいい?

前回書いたように、社会人を休ませる日数は法律に明記されていなく

回復具合は事案により、ケースバイケースと言わざるを得ません。

人によっては、発症後5日を経過しかつ解熱後2日経過した後も体力が戻らずお休みされる方もいれば

熱が下がったからもう出勤したい!という方もいるかもしれません。

結局、会社は就労可かどうかどうやって判断をしたらいいのでしょうか?

就労可の証明書をもらう?

従業員さんが早期復帰を希望される場合出勤許可書を病院で取得してもらうことも考えられますが

厚生労働省の指針でも望ましくないと記載があります。

Q.18: インフルエンザにり患した従業員が復帰する際に、職場には治癒証明書や陰性証明書を提出させる必要がありますか?
診断や治癒の判断は、診察に当たった医師が身体症状や検査結果等を総合して医学的知見に基づいて行うものです。インフルエンザの陰性を証明することが一般的に困難であることや、患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける可能性があることから、職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくありません。

また、従業員側もコストと手間がかかります。

 

ルールを決めて一律対応しよう!

蔓延を防ぐため、保菌者には確実に出勤を控えていただく必要があります。

オルトプラスは一般的な社会通念に合わせる形で、学校保健安全法に準拠していますが

業態に合わせて産業医や社労士と相談の上日数を決定、

安全衛生規程や就業規則に明記することが望ましいですね。

インフル回復期在宅勤務のすすめ

オルトプラスは回復後の自宅待機期間に在宅勤務を一部認めています。

インフルエンザの従業員が”会社に行かなくてもいい”環境を整えることは蔓延予防に一番です。

※結果、現時点でり患者少な目で来ています。

労基署の見解は?

相談のお電話をしたところ

・オルトプラスの見解に問題はないと(個人的には)思うが、個別の事案による側面があり労基署としての見解は出せない

・明確な労働基準法違反は労基署対応

・民事にかかる話は労基署の管轄外になる

とのことでした。

皆さんからのご意見もお待ちしております!

 

 

WRITER
asumi
asumi
オルトプラスCB部HRディレクター ワーママ時短・労務の人です