こんにちは。CB部のうちだです。
突然ですが、皆さんの考える「文章力」は何ですか?
書く媒体によって求められるスキルは異なりますが、共通して求められるのは「読みやすく、伝わる文章」です。
今回は、国語の復習を兼ねて「読みやすく、伝わる文章」を書くポイントをご紹介します!
目次~国語復習編~
その前に!国語のおさらい
Point1★主述と述語の使い方
・ひとつの文章に主語と述語はひとつずつ!
・主語と述語は近くに配置する
・主語と述語のねじれに注意
Point2★装飾語の使い方
・装飾語のかかりを明確に
・主語と述語のねじれに注意
Point3★読み手を意識する
・言葉足らずに注意しよう
・曖昧な表現を使わない
・カタカナ言葉の使い方に注意する
・数字を使って表現する
・漢字をひらがなになおす
その前に!国語のおさらい
〈例文〉
「犬が、ボールで遊んでいます。」
主語:「何は」「何が」「何の」など
述語:「どうした」「どうする」「どんなだ」など
装飾語:「何で、何の、どんな、」のような文章を詳しくしている言葉
この場合は、「犬」が主語で「遊んでいる」が述語。
「ボール」のように文章を詳しくしている言葉が装飾語です。
Point1★主述と述語の使い方
ひとつの文章に主語と述語はひとつずつ!
〈例文〉
✕「私はこの本を読み、ライティングを学ばせてくれる。」
△「私はこの本を読み、ライティングを学んだ。」
◯「私はこの本からライディングを学んだ。」
✕の場合、「本を読んでいる」のは「私」で「学ばせてくれる」のは「この本」という配置になっている為、主語も述語も複数あるので、見るからに不自然です。
△の場合、「本を読んでいる」のは「私」で、「学んだ」のも「私」なので、主語がひとつに統一された分スッキリしましたが、まだ少々不自然。
◯の場合、主語と述語がひとつずつでやっと自然になりました。
主語と述語は近くに配置する
〈例文〉
✕「当社は、若くて優秀な若者を取り入れ、社内に新しい風を吹かせるために、今年から新卒採用を始めます。」
◯「当社は、今年から新卒採用を始めます。なぜなら、若くて優秀な若者を取り入れ、社内に新しい風を吹かせるためです。」
この場合、主語は「当社は」で述語は「始めます」になります。
伝えたいことは「新卒採用を始める」ということですが、✕の場合は主語から結論に至るまでが長すぎて、結局何が言いたいのかが分かりづらい文章になってしまいます。
このように、主語と述語が離れてしまう文章の場合は、はじめに結論を持ってくることで主語と述語を近づけましょう。
また、詳細な理由等がある際は、結論のあとに接続詞を持って述べてあげると伝わりやすくなります。
主語と述語のねじれに注意
〈例文〉
✕「この記事はSNSで話題となり、ソーシャルメディアの重要性をについて書かれている。」
◯「この記事はソーシャルメディアの重要性について書かれており、SNSで話題になった。」
✕の例の場合、主語は「この記事は」で述語が「書かれている」なので、主語に述語が対応しておらず不自然です。
このような関係を文章のねじれと言います。
◯例の場合、主語である「この記事は」に対し「話題になった」が述語です。
「この記事は書かれている」は不自然ですが「この記事は話題になった」は自然ですよね。
このように、文章に違和感がある場合は、主語に対して述語が対応しているかを確認してみましょう。
Point2★装飾語の使い方
装飾語のかかりを明確に
✕「かわいい女の子の髪型まとめ」
◯「女の子用かわいい髪型まとめ」
✕例の場合、かわいい女の子の髪型まとめなのか、女の子用のかわいい髪型のまとめなのか分かりづらいですよね。
◯例のように、何に装飾語がかかっているかを明確にするだけで、文章が読みやすくなります。
装飾語の長すぎは注意!
✕「こちらの、冬でも乾燥から髪を守り潤いたっぷりの艶めくヘアスタイルを実現する、流さないトリートメントは当店おすすめ商品です。」
◯「こちらは、当店おすすめ商品の流さないトリートメントです。冬でも乾燥から髪を守り、潤いたっぷりの艶めくヘアスタイルを実現します。」
例ように、対象に対して説明したいことがたくさんある場合は、文章を2つに分けて装飾語を短くしましょう。
Point3★読み手を意識する
言葉足らずに注意しよう
✕「時間がないからパンで済まそう。」
◯「今朝は寝坊をして時間がないので、朝食はパンで済まそう。」
✕例の場合、なんとなく言わんとしていることは伝わりますが、伝わりやすい文章とは言えません。
あまり文章内に内容を詰め込みすぎるのも良くないですが、言葉足らずだと相手が正しく理解できない場合もあるので、注意しましょう。
曖昧な表現を使わない
✕「ライティングのスキルは高めておいたほうが良いかもしれません。」
◯「ライティングスキルは高めたほうが良いですよ。」
かもしれないなどの曖昧な表現は、読み手によってその受け取り方が違います。
例のように、ライティングスキルの重要性を伝えたい場合は「かもしれません」ではなく「良いですよ」と言い切ったほうが伝わる文章になります。
カタカナ言葉の使い方に注意する
✕「コンセンサスを得ることが、広報活動を続ける条件でした。」
◯「全員の一致を得ることが、広報活動を続ける条件でした。」
このくらい分かるでしょ!?と思った方もも多いでしょう。
しかし、わからない方には分かりません!
また、カタカナ言葉の意味を知っている方が読んでも、親しみなれた日本語のほうが文章がすんなり入ってきます。
数字を使って表現する
✕「開店初日は、沢山の方にご来場店頂きました!」
◯「開店初日は、1000人の方にご来場店頂きました!」
「たくさん」「すくない」などの数値化出来る表現は数字を使いましょう。
具体数があるほうがイメージしやすく伝わりやすい文章になります。
また、具体数がある方が信憑性が高まるのと同時に印象にも残りやすくなるので、意識しましょう。
漢字をひらがなになおす
✕「当店の国産大蒜は、沢山の栄養素が含まれます。」
◯「当店の国産にんにくは、たくさんの栄養素が含まれます。」
できるだけ漢字で書こうと難しい漢字を利用する方も多いですが、漢字とひらがなのバランスに注意しましょう。
例で紹介した「にんにく」など、普段のひらがな表記の方が多く見られる言葉などは特に注意して利用することが大切です。
まとめ
いかがでしょうか?
分かっているようで意外と分かっていない、日本語の使い方でした!
私もまだまだ未熟ものですが、これからもライティングスキルを高めていきたいとおもいます!
次回もお楽しみに~