こんにちは!
オルトプラス クリエイティブディレクターの竹市です。

クリエイターにとって、気にしなければいけないことのひとつが「著作権」
単に写真や画像を取り扱うだけと思っていても、ちょっと間違っただけで簡単に権利を侵害してしまうことになりかねません。

フリーの写真素材商用利用OKのイラストなどだけで信頼感のあるものを作るのには限界がありますし、アートな要素が必要な際、フリーのものではなかなかイメージに合うものを見つけるのは大変です。

パブリックドメインとは?

一般的には、著作権により保護されていた著作物が、著作権の保護期間を経過して社会の公共財産になり、だれでも自由に利用できるようになったもののことをパブリックドメインといいいます。

使用する際に著作者の許諾をとらなくても、自由に使用や加工ができるということですね。

よく言う「作者の死後50年〜70年年経っているので使用してもOK!」というのは、権利を管理する人がいなくなってしまったから、という意味であることが多いです。

著作権を持つのは人間のみとされているらしく、猿の自撮り写真はパブリックドメインにあたるそうです(笑)

調べてみると、こういったパブリックドメインの作品をまとめているサイトがたくさんあります。

実は、みなさんが知っているあんな作品やこんな作品まで、パブリックドメインとして自由に使用できるのです!

フェルメール「牛乳を注ぐ女」や…

なんとゴッホ「星月夜」まで!

さらにさらに、ターナー「戦艦テメレール号」も。

ほかにも、映画『ローマの休日』やディズニーアニメの『ふしぎの国のアリス』など、調べてみるとよく知る作品にたくさん出会えると思います。

『ローマの休日』は著作権表示を欠いていたために、アメリカでパブリックドメインとして扱われた、なんて逸話もありますね。

オルトプラスの年賀状でも使用しました

美術作品や映画など、名作をデザインに取り入れるってなかなか難しい気がしますが、
弊社の年賀状ではこんな使い方をしています。

こちらは2018年の年賀状メールで送ったもの。
オルトプラスのロゴは、中のものが入れ替わることをアイデンティティとしているため、
新年のご挨拶バージョンとして、めでたい葛飾北斎『富嶽三十六景』の凱風快晴を使ったビジュアルにしました。

赤富士が弊社のブランディングにぴったりで、なかなか好評でした!

オルトプラスのロゴについてのヒストリーはこちらから。

この後から、『富嶽三十六景』を使った年賀状を毎年シリーズ化するようになりました(笑)

注意

これだけ自由に使えるパブリックドメイン素材ですが、1歩間違うと大変なことになってしまうので気をつけるべきこともたくさんあります。

まずは、本当にパブリックドメインなのかということ。
ネットで見かけた1情報だけでは判断せず、しっかり調べた上で使用するようにしましょう。

また、団体名義の著作物や映画・アニメーションなどは、50年が経過しても著作権が有効であると判断される場合も多くあります。
こういったものを個人的な判断でパブリックドメインと見なすのは危険です。

人の作ったものを使うわけですから、それなりの責任が伴いますが、有効活用できればクリエイティブの幅を広げることもできるので、きちんと調べた上で上手く利用しましょう!

WRITER
竹市 綾香
竹市綾香
オルトプラスのインハウスデザイナー/クリエイティブディレクターです。 デザインの力で企業文化を明確化していくことをミッションとしています。 好きなものは映画とアメコミと横丁。