こんにちは!だんだんあたたかくなってきて、イベントのシーズンが近づいてきましたね!
東京ビックサイトや幕張メッセなどで開催される、大型展示会などに参加、または出展される企業さんも多いのではないでしょうか?

貴重な外部露出ですし、会社のイメージにひも付きやすいものなので、イベント出展もコーポレートブランディングといえます。

出展したことのある方は分かると思いますが、出展費用はなかなか高いものです…。
例えば、リードジャパン様主催のJapanIT weekの出展費用はおよそ90万~100万円。(開催場所やブース種類によって異なります)

さらに、これだけでなくブース装飾にもお金はかかります。
ブース装飾は施工会社に発注すると50万〜100万円ほど!

決して安い投資ではないですし、出展することによって得られるメリットがこの金額に見合うかどうかは、しっかり検討した上で決める必要があります。

また、出展だけしても効果を上げるのはなかなか難しいものです。
今回は、これまでさまざまなイベントにブース出展してきた際のノウハウをもとに、結果を出すブースに必要なこと低予算でもできることなどをご紹介します!

展示会・イベント出展ブースづくりの基本的な流れ


では、いざ出展したい!というイベントがあった際に何から考えれば良いでしょうか?
昨年のリードジャパン様主催の「働き方改革EXPO」に出展した際の流れは、こんな感じ、

まずは目的を決め、費用対効果を算出。ここで出展するか否かを決定します。

そして出展が決まれば、どうすれば目標値を達成できるブースになるかを考えていきます。
今回は特にここを事例を交えてお話していきます。

“出展すること”が目的になっていないか?

まず、どんなブースにするか決める前にしておかなければいけないのは、目標設定を明らかにすること。
高い金額を支払って出展するからには、理由があるはずです。

たとえば
・サービスの顧客となるターゲットの名刺を獲得したい!
・開発中の商品の市場、ニーズが知りたいためより多くのアンケートデータが欲しい!
・商談までたどり着かなくてもいいから、より広く認知されたい!
などなど…。

案件獲得が目標だった場合、たくさんの人が来てブースが賑わったとしても、最終的に商談に繋がる訪問者が少なければ、出展費用のもとは取れません。
高い出展料ですから、ちゃんとコスト回収が出来るかどうかを、費用対効果を計算して考えましょう。

来場者の導線をコントロールして名刺GET!

ここからはいよいよブースの中の話。
とはいえ色や形、外観などはまだ考えません。

目標数値は、目的によって決裁者の名刺獲得枚数だったりノベルティ配布数だったりさまざまですが、
それらをブースのどこで獲得するのかを決め、そこまで来場者を誘導するための設計を作らねばなりません。

昨年の働き方改革EXPOでのブース配置位置は、申し込みが遅かったのもあって端の会場の三角形?の珍しい形の場所になってしまいました。


しかもこのホールの出入り口はひとつ。ここから来場者の流れがどんなものになるか仮説を立てます。

こんな風に図に表し、どこに何を置くのが適切かシミュレーションしていきます。

弊社のブースは出入り口から歩いてきて一番大きい通りに面していたので、(上図で見ると)右側から人が歩いてくることが考えられます。

まずは遠くから見ても認識出来る角度にイーゼルでキャッチとなるA1サイズのパネルを配置。

それを見ながら歩いてくる来場者にスタッフが配布物を渡し、今回は横に広いブースだったので、壁一面にブースの外からでも眺められるようなパネルを貼って鑑賞型のエリアを作ります。

さらに、今回は商品を体験出来る要素も兼ねたかったので足を止めてパネルを眺めている人をつかまえて体験ブースへ誘導します。

もし体験までつなげられなかったとしても、来場者が流れていく端の位置にスタッフを一人置いておくことで、お客さんをキャッチして名刺を獲得、というレイアウトにしました。

まとめると、目にとまるものを表の方に配置して引きつけ、程よい距離で眺められるものを置いて足を止めさせる。

滞留している来場者にアタックをかけ、「商品説明」または「商品体験」に持ち込み名刺を獲得。
万が一話を聞いてもらえそうにない場合も、資料のみお渡しし、出来れば名刺獲得。

といったように、どう分岐しても名刺獲得に持ち込める導線設計を目指しました。

あとは必要なものを揃える

ここまで来れば戦略は出来ているので、必要なものを作るだけ。

実際のブースと同じ比率で、必要なものを配置してみて、サイズ感や場所を確認、そこからそれぞれのデータを作って行きます。

このイベントで作ったものはこんな感じです。

パネル類

A5フライヤー

スタッフはわかりやすいようオリジナルTシャツを作って着用。
こちらは一着2800円

毎回展示会やイベントで絶対に持っていくのは、こちらのテーブルクロス


商材に合わせて毎回オリジナルで作ります。
たいていの場合展示台を使いますし、やはり色面積の多いブースは自然と目が向くので華やかさをプラスするのにおすすめのアイテムです。
W3200mm×H1800mmの大判サイズで18,000円

今回ブース装飾にかかった費用は38万円でした。

冒頭でお話ししたように、施工会社にお願いすると50万円〜100万円かかるところを、大幅カットできました!
集客も大成功で、とても賑わうブースとなりました。

案件獲得に必要なのはお金をかけた派手なブースではない

大きな展示会には作り込まれたかっこいいブースを構えている大企業がたくさんあります。

ですが意外なことに、こういった展示会で実際に案件に繋がった件数が多いのは、派手でなくても、自然と担当者と話せる流れが出来ているブース
あくまでビジネスBtoBイベントでの傾向ですが、来場者の属性によっては見た目以外の部分で「話してみたい」と思わせることが大事なようです。

案件獲得のため適切な導線をつくるために必要なのは、、来場者の目線に立って
「自分だったら立ち止まるだろうか?」「求めているものはなんだろうか?」とシミュレーションして考えてみることだと思います。

もしブース装飾を自社でしてみよう!と考えている方がいれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!

WRITER
竹市 綾香
竹市綾香
オルトプラスのインハウスデザイナー/クリエイティブディレクターです。 デザインの力で企業文化を明確化していくことをミッションとしています。 好きなものは映画とアメコミと横丁。