若いパワーが漲るイベント21の企業文化。

前回は「カルチャーコーディネーター」という仕事についてお伺いしました。

今回は、前回の記事でも少し触れた「委員会制度」について深堀りしていきます。

イベント21には人事部がありません。

では、誰が採用業務を担っているかというと、採用に携わる委員会のメンバーを中心に採用活動が動いているとのことです。

「全員が人事」

リファラル採用などがメディアで取り上げられてから、「全員人事」という言葉はしばしば聞くようになりましたが、イベント21においては、本当に全員人事で驚きました。

他にはどのような委員会があるのでしょうか?

中野愛一郎(なかの あいいちろう)

ヒッチハイクで日本二周し世界35ヵ国を旅した前職旅人。「余命1ヶ月半」と突然宣告されたイベント21創業者である父の急逝により26歳で事業継承。
当時は創業から16年連続債務超過で社員4名、売上1億と倒産寸前だったが、第二創業で12年で社員数163 名、売上15億、全国及び世界に15拠点展開と成長中。
企業文化を大切にした採用で今期新卒採用30名を掲げる。イベント21代表取締役社長、ステップ代表取締役会長の他、
中小企業家同友会全国青年部連絡会代表やPTA会長も務める。全国から会社見学が相次ぎ、各地で講演も100回を超える。

 

井藤 栞(いとう しおり)

1994年生まれ、徳島県出身、福岡教育大学卒。
一時は音楽教員や演奏家を目指すも、コンサートやイベントの裏方の仕事に魅せられイベント業界へ。
内定式で代表の中野より打診され、カルチャーコーディネーターとして入社。
今は社内の企業文化共有のための広報(ブログ執筆など)、社内セミナーの開講、
また新規事業部の立ち上げを経験。アメリカで、コアバリューや企業文化に関して学び、女性活躍に関する外部の講演経験もあり。

 

三坂 明日花(みさか あすか)

1995年生まれ、埼玉出身、アメリカ・バルセロナへの長期留学の経験あり。
せっかくの人生好きなことをしたいと大学進学は語学や国際教養へ。
留学・就活を通じ、イベントを業界へ進むことを決意。
入社前に、初代CCより業務内容を聞かされ、面白そうなことがしたいとCCになる。
社内研修やイベントで、作り上げや司会、ファシリテーター等、様々なことに挑戦中。

 

 

坂上 奈穂(さかがみ なお)

1998年生まれ、奈良県出身、武庫川女子大学短期大学部出身。人と直接関わることが好きで、学生時代はレクリエーションを学び、テーマパークでアルバイトをしていた。多くの人を楽しませる仕事がしたいとイベント業界に憧れ、イベント21へ。ブログを読み、なんか楽しそう、やってみたい!と直感的に思いCCを志望。
入社後は「何事も楽しみながら挑戦する」をモットーに、入社3ヶ月にして海外出張を経験。また、社内掲示物の製作などデザイン関係の仕事にもチャレンジ。入社直後に開設された個人のインスタグラム(@event21_sakagami)ではイベント21の日常を垣間見ることができる。

全部で18種類!全社員が参加するプロジェクト

─委員会制度があると伺いましたが、全部でいくつの委員会があるんですか?

井藤:今18種類あります。

年々増え続けていて、18種類までに増えてしまいました!

─たくさんありますね。

ひとりひとつの所属ですか?

井藤:そうですね。基本的には全社員が何かしらの委員会に所属しているのですが、掛け持ちをしているメンバーもいます。

こんなかんじです!

▲個人名は塗りつぶしてありますが、全員が委員会に所属しています

─これ拝見すると、皆さん結構所属されている営業拠点がバラバラだとおもうのですが、どのように活動されているんですか?

井藤:月に1回テレビ会議をするというのは必須事項になっていますが、あとは社内のチャットや、各々情報交換をして動いています。

─所属する委員会はどのように決まるんですか?

井藤:拠点バランス(色々な拠点のメンバーがまんべんなく所属する体制)を考えたり、カルチャーコーディネーターチームで検討して決めています。

中野:あと、委員長になるメンバーは三年縛りがあって、委員長になる前年は基本的にその委員会のメンバーであることが必然なのですが、委員長を一年やった次の年は、次の委員長をサポートする役割をもう一年やってもらっています。

なので、そういったメンバーに関しては四年目は好きな委員会を選んでもらっています。

─すごいですね、どんな委員会があるかひとつひとつ伺って行きたかったのですが、全部聞いていると日が暮れてしまうので、ヒックアップして聞いていこうと思います!

ダイバーシティ委員会が運営しているブログ「なないろ」
https://diversity-work.net

エデュケーション委員会が行っている「社内MBA」というイベントのレポート
https://cc-event21.com/archives/5786

イベント21祭り委員会の実施した「イベント21祭り」の様子
https://event21.co.jp/recruit/?p=2898

ボトムアップ型の組織をどうしても作りたくて。委員会制度ができるまで。

 

─そもそも、委員会って何年前から始まったんですか?

中野:もともと委員会ではなく「部活動」として活動をしていて、それは10年前からやっています。

ボトムアップ型の組織をどうしても作りたくて、理念経営から始まってどうにか土壌をつくったんですね。

しかし、部活動はうまいこと行かなかったんですよ。

原因は、一人の担当者にたくさん兼任させてしまったというのもあるんですけど、まだ理念やカルチャーが浸透していないのにも関わらず、制度だけ導入したので、うまく回らなかったんですね。

やっぱり、制度と文化づくりは両軸でやっていかなくてはいけないなということで、文化づくりに力を入れ出しました。

委員会制度自体は6年前くらいらはじまり、カルチャーコーディネーターチームが携わるようになったのが3年前くらい。

フェーズによってどんどん進化しています。

─委員会の前進となった部活動ですが、なぜ部活動を始めようと思ったんですか?

中野:どうしてもスタートアップ時はトップダウンの組織から始まり、リーダーシップが必要になると思います。

しかし、どんどん権限をボトムに落としていって、オーナーシップ型の組織にしていかないと、僕に何か会った時に、従業員が路頭に迷ってしまいます。

そして、もちろんお客さん全員に迷惑をかける。
そう思った時、これは理念の実現になっていないなということで、うちの会社では「何してんねんあの社長プロジェクト」と呼んでいるのですが、

「あの社長、一体何をしているの?」

と言われるような社長を目指すわ!と宣言したんです。

8年位前のはなしですかね…

結局、そっちの組織のほうが自立しているじゃないですか。

そういったきっかけです!

「人材育成」「企業文化」で制度は動く

─部活動のときから、今あるような委員会制度の仕組みだったんんですか?

中野:部活動のときは「マザーワーク部」(働くママさんを応援する部活)とかプロジェクトとしてあったりとか、「デザイン部」とか、今にはないものもありましたが、僕のやりたい事自体は変わっていないので、それを今の時代になおして、カタチを作っているかんじです。

─そうなんですね。

部活動、初めはうまく回らなかったとのことですが、浸透させるためになにか施策を実行したりしましたか?

色々やりましたが、やっぱり1番は「人材育成」と「企業文化」の創造です。

これがないと、どんなにいい制度があっても意味ないなと思うんです。

当時、売上は伸びていっている状態でしたが、離職率が30%くらいありました。

なんでやろうと思った時に、効率性だけ求めるとか、数字だけ求める組織じゃ笑顔が少ないことに気がついたんです。

笑顔がたくさんあって、みんな楽しくて、会社潰すのもアカンけど、会社が成長して大きくなっても、みんなが楽しくない、エンゲージしないのも絶対良くない。

じゃあ、エンゲージしながら業績を上げて、世の中に貢献できる企業になるにはどうしたらいいかを考えた時に、全員の方向性を合わせるしかないなと思いました。

それが企業文化ですよね。

委員会制度の効果はしっかり数字に現れた。

─実際に、委員会を初めて改善されたこと、改善された数字などありますか?

中野:離職率は、いま5.4%まで下がりました。

─え!すごい下がりましたね!

中野:10年前の30%から徐々にですね。本当に徐々にですがずっと下がっています。

あとは、売上は昨年対比で155%増です。

だいたい、社員に優しい会社って業績がついてこないイメージありますけど、業績もエンゲージも一緒に伸ばしていくのが、僕らの特徴だと思います。

─逆に、委員会をはじめたことによって生じたデメリットなどありますか?

井藤:うーん、普段やっているお客様対応等の仕事とまったく毛色の違うプロジェクトをやっているので、初めは時間の使い方が難しいとかっていう話もありましたけど、それも、私が携わってきた3年間でみると少しづつ少なくなっていると感じています。

今は、会社全体として「両方頑張ればいいじゃん!」っていう雰囲気ですし、両方頑張ることによって、メインの職務にもノウハウが活かせるよね!ということで、みんな頑張ってくれています。

ボトムの最低ラインを上げる

─会社でこういった取り組みや、イベントを起こすとき、旗振り役を率先してしてくれる人もいれば、一定数はあまり良い顔をしてくれない人もいると思うんですけど、文化浸透が先進している御社でも、そういう方っていたりするんですか?

井藤:そうですね、底上げとしてはやっぱり上がってきたとは思うのですが、その中でも一番上と一番下はいますよね。

中野:ただ言えるのは、昔は足を引っ張ったり、文句を言うくらいがボトムだったんですが、いまのボトムは、頭ではやったほうがいいってわかっているけど…くらいのメンバなので、マイナスには振らないですね。

昔はマイナス100から100の組織だったのが、ゼロからプラス300くらいになりました!

でも、ゼロも僕らからしてみればなんでゼロなのって思うんですよね。

50、100になっていこうよ!というのは課題感として持っています。

─なるほど、ボトムの底上げって大切ですよね。

委員会運営にあたっての、今後の目標ってなんですか?

井藤:そうですね。

委員会を増やしたいという気持ちよりは、もっと進捗させたいと思っています。

例えば、最近各委員会から少しだけ利益が上がるようになってきました。

そういうのをもっと増やしていきたいなと思います。

そうでなくても、もともと文化浸透、人材育成の面で限られた予算の中で勧めている委員会活動で、利益を出すことができればもっとすごいじゃん!というのはありますし、そこから新しいビジネス、イベントにとらわれず、社員のみんなが挑戦できるようになったら、そのフィールドを用意してあげる、そこも最終的には数字に繋がるいい方法だと思います。

編集者より

文化浸透がしっかり出来ているイベント21さんでも、初めからすべてが上手く回っていたわけではなかったんですね。

10年間の地道な取り組みと、失敗成功の繰り返しが今を作っているんだなと思うと、グッと来るものがありました。

また、ボトムの高さのお話は中でも強く共感できました。

企業だけでなく、家庭、学校、国など、コミュニティの大小はあれど同じことですね。

次回は、イベント21の運営するブログについて、もっともっと深堀りしていきますよ!

お楽しみに!

 

イベント21概要

【企業名】
株式会社イベント・トゥエンティ・ワン(イベント21)

【事業内容】
ハッピークリエイト業
(イベント用品レンタル、イベント会場の設営・装飾・施工、イベント企画・運営・手配、看板制作及び販売
ノベルティ及びイベント用品販売、デザイン、日本商品の海外販売、WEB広告代理店業務)

【ホームページ】
https://event21.co.jp/

【世界をもっとhappy!に変えていきたいイベント21の社長ブログ 中野愛一郎】
https://event21.co.jp/ceo/

【企業文化の共有を仕事にするCC(カルチャーコーディネーター)のブログ】
https://cc-event21.com/

【イベント21の人事ブログ】
https://event21.co.jp/recruit/

WRITER
うちだまみ
うちだ まみ
広報のうちだです。 趣味はサッカー観戦とお酒とゴルフ。