女性の社会進出に伴い、男性の育児参加を推進する流れが高まっています。

男性が育児休業を取得し、早い段階から育児に主体的に取り組むことは、育休後の育児にも大きなプラスとなるでしょう。

とはいえ、まだ男性で育休を取得する人はごくわずか。そもそも、男性の育児休業と、女性の育児休業は何が違うのでしょうか??ご紹介します!

男性の育児休業の取得率は??

2018年度:女性82.2% 男性6.16%

女性に比べると、男性の育休取得率が非常に少ないことがわかります。

しかし、女性は10年間安定して80%台で推移しているのに対し、男性は10年前は1%程度だったものが、少しずつ上昇してきて6%に達し、増加傾向にあります。

引用:厚生労働省資料

(産休取得前に退職したものは統計に含まない)

男性は育休制度上の違いがあるの??

基本の制度上は、男性育休や女性育休というくくりはありません。

性別にかかわらず制度が適用されるため、本人が希望すれば男性でも女性同様に育休が取得することが可能です。

参考)育児休業制度の概要

子が1歳(保育所に入所できないなど、一定の場合は、最長2歳)に達するまで申し出により男女共に取得する権利を持つ。

※ 労使協定で対象外にできる労働者

  • 雇用された期間が1年未満の労働者
  • 1年(1歳以降の休業の場合は、6か月)以内に 雇用関係が終了する労働者
  • 週の所定労働日数が2日以下の労働者

※有期雇用労働者の場合の取得要件

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
  • 子が1歳6か月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが”明らか”でないこと

お金はどうなるの??育児休業給付

育児休業中は、雇用保険から育児休業給付金が男女問わず支給されます。

給付額は、休業前の賃金月額を基に、育児休業開始から6か月の間は67%、6か月経過後は50%相当。支給対象となる賃金月額には上限があります。

2019年12月時点での賃金月額の上限は、454,200円

上限以上の賃金の場合の開始6か月間の支給額(支給率 67%)は、304,314円
6か月経過後の支給額(支給率 50%)は、227,100円となります。

育休期間は社会保険料が免除され、給付金は所得税の対象外ですので、給付がそのまま手取りとなります。

先日、政府が産後直後1か月の育児休業給付金を80%程度に引き上げることを検討しているというニュースが報じられました。もし実現した場合、賃金が上限以下の男性が産後直後1か月育休を取得した場合、育休取得前とほぼ同程度の手取りが保証されることとなります。これは期待ですね。

厚生労働省のサイト

政府が進めるイクメンプロジェクトのHPもとても見やすいのでぜひご覧ください。男性の育児進出、ひいてはそれに伴う女性の社会進出へ政府の力の入れ方が伝わってきます!

男性育休取得時の2つの制度

基本の育休制度に加えて、男性利用することができる2つの制度があります。

パパ休暇(パパは2回育休取得可能)

育児休業は、規定された特別の事情がない限り、1人の子供につき1回(ひとまとまり)のみ取得可能となっています。

ところが、男性育休の場合、1回目の育休を女性の産後休暇(産後8週間)期間中に取得することで、特別な事情がなくとも、再度パパが育児休業を取得することができます。

引用:厚生労働省 https://ikumen-project.mhlw.go.jp/employee/system/イクメンプロジェクト

パパ・ママ育休プラス

育児休業は、保育所に入所できない場合を除き、1歳に達するまでとなりますが、父母ともに育児休業を取得する場合、子供が1歳2か月に達するまでの期間に、父母それぞれが1年を超えない範囲内で取得することができます。

引用:厚生労働省 https://ikumen-project.mhlw.go.jp/employee/system/イクメンプロジェクト

これを利用すると、1回目は産後すぐの新生児育児をサポート、2回目の取得は子供が1歳で保育園に入園してから2か月間、奥様をサポートしながら取得する、なんで使い方も可能です。

育休は、夫婦両方、妻だけ、夫だけ、なんでもとれます!

ここで、育休の取得パターンを考えてみましょう

①女性産育休に男性育休を+

新生児は24時間通してのお世話が必要です。ママの産休中に男性育休を取得して、2人で取り組むのはいかがでしょうか。男性育休を8週以内に終えていれば、復帰後の育児の様子を見て2回目を取得することも可能です。

②女性産育休+男性育休

ママの育児休業6か月が終わったタイミングで、パパに育休をバトンタッチ!7か月~1歳2か月までの6か月はパパが育休を取得するなんて言うのはいかがでしょうか??父母共に育児休業給付を67%フルに活用し、ママが早期に復帰することで収入も最大化できます。

③専業主婦家庭に男性育休を+

ママが専業主婦の場合でも、もちろん男性育休は取得できます。

まとめ

育児休業は1日からだって取得可能です。長期間の取得は難しい!と思う男性でも、数週間の育休であればどうでしょうか??

女性産後仕事を休んで育児をする、という古い概念にとらわれず、その過程に適した育児休業の取り方ができるといいですね!

WRITER
asumi
asumi
オルトプラスCB部HRディレクター ワーママ時短・労務の人です