PR3.0 Conference[ DESIGN ]に行ってきました【いい会社のつくりかた編】

/ 1月 20, 2020/ 企業文化

前回に続き、11月29日(金)虎ノ門ヒルズフォーラムで行われた、PR Tableさん主催のカンファレンス PR3.0 Conference [ DESIGN ]のレポート。

PR3.0 Conferenceとは、PRを主軸に、次世代の「企業と個の新しい関係構築」というコンセプトを持ったカンファレンスです。

前回の「文脈のデザイン編」はこちらの記事をどうぞ!

今回は自分の復習も兼ね、簡単に箇条書き程度ではありますが、良かったなあと思うセッションの内容をまとめてみました。

若干解釈が違うこともあると思うので、Twitterで #企業と個の新しい関係構築 のハッシュタグをチェックすることをおすすめします。

個のクリエイティビティを活かす「いい会社」の作り方


登壇者

株式会社ヤッホーブルーイング 代表取締役社長
 井手 直行さん
モチベーションエンジニア/株式会社リンクアンドモチベーション取締役
 麻野 耕司さん
株式会社ロフトワーク 共同創業者 代表取締役
 林 千晶さん
KESIKI INC Co-Founder 「WORKMILL with ForbesJAPAN」エディトリアル・ディレクター
 九法 崇雄さん


競争か、共創か

競争と共創ならどちら?

【共創派】林さん(ロフトワーク):
人は1人では何もできない。企業でも1社の製品で何か完結することは難しい。
会社はなにかとコラボレーションすることで何かを生み出すということが大前提。
パートナーシップを結んで作っていくことが大切。

【競争派】麻野さん(リンモチ):
個人的には共創が好き。ただ、ビジネスとしては競争原理によって成り立っている。
共創ができるのも、競争で磨かれた足腰があるからできるもの。

【両方派】井出さん(ヤッホー):
会社はチームが大切。メーカーとお客様という関係性を超えて、同じブランドをつくる仲間。
しかし一方、切磋琢磨するという意味での競争心のマインドも大切。

麻野さん「デザイン経営に着手している会社は、(マーケティング的)競合という概念があまりないように感じる。どのように概念を伝えるか、“共創する仲間”という考え方であることが多い」


三者三様、会社の属性もちがうため全く違う意見が聞けてそれぞれに納得しました。
麻野さんのおっしゃっていた、「デザイン経営している会社は競合意識より共創意識が強い」という話。
これは、まだまだビジネスの分野でのデザインは浸透しきっているものではなく、デザインの有用性をひとりでも多くの人に認識してもらいたい!という願いから、共に社会をつくっていく仲間を大事する取り組み方になるのだろうな、とかなり共感しました。

組織の力と個の力

天才1人 or チーム?

ひとりの天才がクリエイティビティをつくる?
それともメンバーが結集することがクリエイティビティをつくる?

【天才派】麻野さん(リンモチ):
マーケットの流れを感じて、誰かが旗を立てるところまでは個の力に頼っている。反対はいつもあるし、一人ではできないが、うまく巻き込んで作っていく。

【チーム派】井出さん(ヤッホー):
天才はその人が間違ったら終わる、という欠点がある。
チームだと、全然違う視点の意見がでてくることがいっぱいある。
ヤッホーは製造業でありながらクリエイティビティを大事にするということを意識している。
いいチームをつくるためのポイントはやはり採用

【両方派】林さん(ロフトワーク):
組織を超えた個人が2〜3人(重要!)集まると良いアイディアが出る
これが4人以上だと、「メモすればいい」と思う人などが出てきて破綻する。
いいディスカッションは、一人でも受け身な人が出ると成り立たない


ロフトワークは、プロジェクトは挙手制。もしやる気がない人が入った場合は傍観者になるから。
MAX6人入れるプロジェクトスペースがあり、プロジェクトの期間中はここにこもってふせんなど必要なものを貼ったりして進めているそう。三ヶ月でやることを3日で終わらせるための部屋だとか。


クリエイティビティの発揮=子どもになること

すごく印象的だったのが、突然何かに気づいたような麻野さん。
「うちの幹部のある二人だけすごく子どもっぽいんですよね。」(うろ覚え)
2人はクリエイティブに対して空気を読まず素直に意見を言うという。

そのほかのスタッフはある意味大人で、上の人の顔色を伺って本音がでてこない。

実は、クリエイティビティは誰の中にもある
チームや上司の雰囲気同調圧力などで意見しにくい環境になっていないか?
意図せず個々のクリエイティビティを殺しているのではないか?

子どものようになんでも思ったこと言えるということが、本当に良いものをつくる第一歩。(子ども力)
だったらみんなクリエイティブになれる環境を作ればいいじゃん!

・麻野さんは子ども力サイドの人だけど、なぜそうなったのか?
最初の上司が「意見はいいこと言うからもっと言えよ」と言ってくれていたので、そうなったのかも。フラットに意見することを褒めて認めてくれていた。
最初の上司がどんな人かで、その後の活躍が変わる!

まとめ:クリエイティビティは誰の中にもある

「クリエイティブ」と聞くと、多くの人は”クリエイターのもの”と認識するのではないでしょうか。
私は「デザインは誰もが使える問題解決のツール」だと思っているのですが、それを伝えてみんなで実践していくことはなかなか難しく、ずっと課題に感じていました。

今回のセッションで得た大きな気づきとして、“クリエイティビティはみんなの中にある”ということ。重要なのは、それをどんな環境で取り組むか

空気を読むことに意味なんて無いし、時には子どものように感じたままをぶつけ合うことを許容することで、組織のクリエイティビティはぐっと変わるのかもしれません。