みなさんは機密文書処理、どのようにされていますか?
シュレッダーはよく聞きますが、他にも溶解処理という方法があります。
溶解処理とはいったいどのような処理方法なのかまとめてみました。
溶解処理って知ってる?
溶解処理は、パルパーと呼ばれる大型ミキサーのような機械で水と混ぜられ、鋭い刃で粉砕しながらほぐす方法です。
情報は完全に抹消され、復元されることはありません。
ほぐされて「パルプ」になった書類は白板紙等にリサイクルされ、様々なパッケージなどに使われます。
情報セキュリティを保ちながら環境にも配慮できる、資源循環型社会の現在に見合った方法ではないでしょうか。
溶解処理のメリットデメリット
メリット
■ 手間なし
業者にもよりますが、ホチキスやクリアファイル、金具付きのバインダーなどを外す必要がなく手間がかかりません。
また、大量の書類を処分する時、シュレッダーでは人手と時間がかかりますが、溶解処理は決まった場所に入れるだけ!!
時間と手間の削減にもなりますね。
■ 環境にやさしい
「溶解」と聞くと「薬品を使用して紙を溶かすのでは?」と思いませんか?
最初に溶解処理についてご説明したように、使用するのは水だけで、薬品などは一切使わないのです。
焼却もしないので、CO2も発生しません。
さらに、溶解処理では廃棄した書類をトイレットベーパーやダンボールの原紙などに再資源化し、リサイクルすることができます。
デメリット
■ 溶解業者への委託
業者へ委託する為、社外へ情報を預けなければならないということ。
溶解業者を決める際は、価格だけではなく資格を持っていたりと信用できる企業であるかとうことも選ぶ大事なポイントですね。
■ タイムリーに処理できない
シュレッダーはその場で処理ができますが、溶解処理は溶解されるまでには少し時間がかかります。
シュレッダーのメリットデメリット

メリット
■ 手軽さ
オフィス用シュレッダーの場合、使いたいときにすぐ使える手軽さがあります。少量の書類であればさっと処理するのにとても便利ですよね。
■ 安心感
自身や自社社員で、社外に持ち出すことなく確実に処理をすることができます。
確かに処理をしたことの確証が得られることで安心感はとてもあります。
デメリット
■ 手間と時間
大量の書類を廃棄するときは、廃棄する作業に手間と時間がかかってしまいます。
なぜ手間と時間がかかるのか?
・人の手でシュレッダ―にかけないといけない
・紙いがいのもの(ホチキスやふぁいるなど)は外さないといけない
などが主な要因となります。
■ リサイクルできない
シュレッダーによる裁断処理では、紙の繊維をバラバラにしてしまうため、再生紙へのリサイクルはあまり向かず、焼却処理されることが多いそうです。
溶解処理の流れ
① 廃棄書類の回収と運搬
オフィスでまとめている廃棄書類を業者が回収しにきます。
その後、専門施設に運搬されます。
② 溶解処理
回収された書類は、段ボールや専用の袋に入ったまま専用施設で溶解されます。
③ リサイクル
溶解された書類は、処理後に再生紙資源としてリサイクルされます。
④ 溶解処理証明の発行
最終処理後に機密情報が漏れることなくリサイクル及び溶解されたことの証明書「溶解証明書」が発行されます。
証明書の発行により、依頼者に書類が確実に処理されたことが分かるようになっています。
サービスの紹介
弊社で利用している溶解処理サービスをご紹介します!
山崎文英堂 エコポイット
エコポイットシリーズ
■ エコポイット(容量60kg~)回収費 6000円/1箱
■ Dポイットプラス(容量40kg~)回収費 7000円/1箱
└完了未開封サービス
■ Dポイット(容量40kg~)回収費 5000円/1箱
└ダンボール製のエコポイット!
組み立て後は外から中身が見えないので、誰の目にも触れず溶解処理が可能
■ ダンボール回収システム(容量20kg~)回収費 1700円/1箱
└手持ちの段ボールに不要書類を入れて回収してもらう方法
用途によって選べることはありがたいですよね!
エコポイットは、用途が選べるだけでなくオフィスの重要書類を、焼却せず100%リサイクルしてくれます。
紙繊維はすべてトイレットペーパーなどの紙製品にリサイクルに。
不純物はサーマルリサイクルをして、電力・セメント・製鉄原料に。
通常のエコポイットを利用していますが、ポストの様なBOXに書類をいれるだけでらくらくで、BOXにはカギがかかっているので書類は取り出せません。
セキュリティもばっちりです!
▼詳しくは
他にも溶解処理サービスを行っている企業は様々あります。
サービスが気になる方は、下記比較サイトを参考にしてみてください。