近年、働き方の多様化に伴った採用手法の変化により、「求人票を掲載する」だけでは人材の確保が難しくなってきました。
スカウト機能を利用し、直接候補者とコンタクトをとるダイレクトリクルーティングや、自社のブランディングを強化した採用広報活動、オンラインによる面接や説明会など、企業はさまざまな採用手法を取り入れ始めています。
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その中で今、SNSを活用した採用を検討している企業も増えてきているようです。
今回は、多くの企業が注目している「SNS」を活用した採用活動について、メリットやデメリット、実際の活用方法をお伝えします。
採用において、SNSツールを活用するメリット・デメリット
若い世代を中心に、SNSの利用状況はの数値は高く、2020年の新成人を対象にしたSNS利用調査では、以下のような結果になっています
SNSを採用に活用するメリット
①手軽に候補者と繋がりを持つことができる
企業アカウントをフォローしてもらえると、自社の情報が自然と目に触れる機会が多くなります。
たとえ今すぐに転職を考えていなくても、情報を発信し続けることで、いざ転職を検討した時に思い出してもらいやすくなるという、転職潜在層へのアプローチが可能です。
②個人のパーソナリティが見えやすい
SNSの個人アカウントでは、履歴書などでは見えにくいパーソナリティを垣間見ることができます。
趣味や興味のあるもの、普段どのようは発信をしているのかがチェックしやすいので、より自社の雰囲気やカルチャーにマッチするかどうかが判断しやすくなります。
③低コストで運用が可能
「掲載期間〇日で●●万円!」「このシステム経由で採用が決まると成果報酬●●万円」
など、採用媒体やシステムの利用にはコストがかかることがほとんどです。
それに比べ、SNSのアカウント開設や運用に費用を支払う必要はなく、そこから採用が決まってももちろん追加で支払が発生することもありません。
そのため、採用担当者の運用コストのみで、比較的採用単価が低コストで済みます。
SNSを採用に活用するデメリット
①運用に手間がかかる
一番大きな懸念点はここです。
SNSは一定の更新頻度がなくては、発信力に欠けてしまいます。
また、一定の更新をするためには、更新分のネタ(コンテンツ)も必要になってきます。
時間と手間がかかる分、会社全体のブランディングや採用方針の中で、SNSにどのような役割を持たせるか、明確にしてから始める必要があるでしょう。
②短期的な採用に不向き
SNSを始めたからといって、いきなり「エンジニア採用します!!」と発信しても、採用活動としての効果は薄いです。
SNSではしっかりと自社の魅力を伝え、フォロワー(ファン)を増やすことで、メリット内にある転職潜在層へのアプローチを継続することで中長期的な採用の成功へと繋がります。
良く使われるSNSツール一覧
実際にどのSNSツールを利用したらいいの?と、悩まれる方もいますよね。
ツールの選択は、どんなターゲットに対してどのようなアプローチをするかによって、選ぶことをお勧めします。
以下のグラフは、国内の主なSNSの年代別利用率です。

- LINE
- Youtube
全年代共通では上記のツール利用率が高いものの、個別で見ていくと年代ごとに利用率の違いがあります。
例えば、TwitterやInstagramは10代~20代の若い世代に圧倒的に利用されていますが、Facebookの主な利用世代は20代~30代です。
LINEは全世代で8割以上の方が利用していますが、主にメッセンジャー機能として利用している人が多いため、採用活動の中で活用するにはもう少し年代別での利用用途も検討したほうが良さそうです。
また、SNSツール自体にも特徴があります。
発信が文章中心であるTwitterに対し、Instagaramは画像中心ですし、Youtubeは動画です。
SNS上で自社が発信する内容に適切なツール選びは、SNSを活用して採用を成功させる第一歩です。
SNSを活用させるのはまだ不安…という方はこちら
Wantedlyやnoteのように、自社の魅力を発信することと採用活動を紐づけているツールもあります。
いきなりSNSで発信しても続けていけるか不安、でもブランディング活動はしてみたいという方は、このように一体型となったツールから利用してみることも一つの手かもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
- 母集団形成に新しい採用チャネルを増やしたい
- 企業ブランディングをもっと採用活動に活かしたい
- 採用コストを中長期的に落としていきたい
このように検討されている企業様は、ぜひSNSツールを採用活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?
「SNS運用したいけど手が足りないなぁ」とお困りの方、まずはご相談ください!
